がんこちゃんになりたい

こんばんは。スタッフの冨樫です。

 

「将来どうするの?」

 

大学3年生ともなると、こんなことを聞かれることも増えてきます。

 

私はこう答えています。

 

「がんこちゃんになりたい」

 

なぜか。

 

こう言うと会話が終わるからです。

 

将来のこと、ちゃんと考えていません。(一応、来年度中に留学して卒業を遅らせるつもりなので、人より時間的に余裕があるという事情もあります。)

素直に「ちゃんと考えていません」と答えると自分でも不安になるので、とりあえずなんか言っとけ、ということで思いついたのが「がんこちゃんになりたい」でした。

 

しかし、全くの冗談ではありません。私は本当にがんこちゃんになりたいと思っています。

 

がんこちゃんとは、NHK Eテレの小学生向け道徳番組「ざわざわ森のがんこちゃん」に登場する、怪獣の女の子です。

 

大人になってからこの番組を見返した時、がんこちゃんの清らかな心にそれはそれは胸を打たれたのです。

 

友達や先生に何かしてもらったら、気持ちよく「ありがとう」と言う。時には勘違いや衝突から、友達を傷つけてしまうときもある。でもそんなときは、きちんと「ごめんね」を言う。

 

間違ってもいい。迷惑をかけてもいい。「ありがとう」と「ごめんね」が言えればそれでいい。

 

そんな女性になりたいと、私は心から思うのです。

 

では、実際の私はどうなのでしょうか。

 

私は、人とお話をするのは好きですが、自分から働きかけるのは苦手です。

 

初めての人と話すのも苦手で、やたらと話しかけてくるタクシー運転手よりも、機械的な対応をするコンビニ店員のほうが心地よいと感じてしまいます。

 

私は現在、寝室以外のスペースを4人で共有する寮に住んでいますが、4人のうち2人は必ず留学生で、しかも半年~1年で入れ替わります。

 

初めての人と話すだけでも億劫なのに、中には日本語ができない人もいます。共有スペースに人の気配がないことを確認してから寝室を出る、なんてことをしているうちに、出身国すら聞けないまま退去してしまった人もいました。

 

ある日、私が帰ってきたら、留学生が洗面所でガサゴソと何かをしていました。

「何してるの?」と話しかけることすら気後れして、気づかない振りをして通り過ぎてしまいました。

 

自分の個室に戻った時、思いました。

 

「きっとあれはみんなで使う棚を整理してくれていた。『ありがとう』と言うべき場面だった。」

 

「わたしは、『ありがとう』が言えない、がんこちゃんとは程遠い人間だ…」

 

「がんこちゃんになりたい」。これはいつか達成する目標ではなく、常に意識し続ける自分ルールみたいなものにするつもりです。

 

でも今の私はまだがんこちゃんじゃない。

 

「がんこちゃんになりたい」から「がんこちゃんでいたい」と言えるように、この自分ルールを大切に行動していきたいと思います。

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