こぶしファクトリー

こんばんは。スタッフの冨樫です。

 

本日3月30日、こぶしファクトリーというアイドルグループが解散します。

 

結成から約5年。メンバーは全員20歳以下。こんなに道半ばのグループの解散をリアルタイムで目撃するのは初めてなのでショックが大きいです。

 

こぶしファクトリーは8人グループとして結成されました。ハロプロ研修生(ジャニーズJr.みたいなものです)のエースを擁し、結成年に早速メジャーデビュー、年末にはレコード大賞最優秀新人賞受賞と、ロケットスタートをかまします。

 

しかし翌々年からメンバー3人が立て続けに脱退。それも「ルール違反の発覚」だとか「自覚に欠いた行動」だとかネガティブな脱退。グループとしての勢いは失速します。

 

それでも残った5人で活動を続けましたが、3人目の脱退から丸2年が経ったところで、解散が発表されました。

 

一方で、こぶしに数カ月遅れて結成されたつばきファクトリーは楽曲に恵まれ、こぶし脱退騒動の陰で着実に人気を得ていきます。さらに昨年にはBEYOOOOONDSという新グループもデビューし、こちらもレコ大新人賞受賞など勢いづいています。

 

ハロー!プロジェクト内のグループが増える中、こぶしに割けるリソースがなくなったんだな、というのが私の見解です。

 

まーーじでありえない。というのが私の感想です。

 

私は結成直後にはあまりこぶしに興味がありませんでした。

 

結成時のこぶしには色々と「物語」が仕掛けられていました。ハロプロ研修生で絶大な人気を誇りつつもデビューの機会に恵まれなかった子がこぶしとしてやっとデビューできたり、同じ年に活動休止したBerryz工房のエッセンスを「ファクトリー」というグループ名やわちゃわちゃ系の楽曲で引き継いで、行き場を失ったベリヲタの受け皿になったり。レコ大新人賞もハロプロ御用達の「物語」です。

 

でもこういった作り物の「物語」はやっぱり面白くないのです。新しいグループを無個性なまま売り出すわけにもいかないので、いろいろと工夫するのが悪いと言いたいわけでもないのですが、面白いと思うにはちょっと物足りないのです。

 

だからこそ、脱退騒動後のこぶしはとても面白かったです。事務所がくっつけたものではない、グループの本当の「物語」が始まりました。残ったメンバーは歌唱力が特に高く、ライブやYouTubeでアカペラを披露するようになりました。こぶしとつばきがBerryz工房と℃-uteのライバル関係を踏襲したものであることは明らかだったのですが、大人数でわちゃわちゃとしていたこぶしが、メンバーが減り歌唱力という武器を身に付けしかもやたらと脚の長いメンバーが残ったことで、Berryz工房よりむしろ℃-uteに近づいたのは特に興味深いことでした。

 

確かに勢いは失ったけど、唯一無二の個性が出来上がりつつある。これからのこぶしは面白いぞ、と思った矢先での解散発表でした。

 

事務所のリソースに限界があるのはわかる。だけど、こういうグループを守れなくてどうするんだ。

 

正直、つばきファクトリーやBEYOOOOONDSはまだあまり面白くない。面白くないけれども、これから唯一無二の物語を身に付けていったら面白いだろうな、と思えるから推せるのだ。

 

にも関わらず、こういう形でこぶしのようなグループがなくなってしまうと、「いま勢いのある新しいグループも、失速したら使い捨てられちゃうのかな」と思うと推す気がなくなるのだ。

 

「失速しないように応援するぞ!」という心理のほうが自然だろうか。しかしわれわれオタクも、楽しいからオタクをしているのだ。狂信的にアイドルを推していても、ネガティヴな脱退や卒業が続くと、さすがに疲れる。そしてある時、「あれ、自分なにやってるんだ?」と、真理に気づいてしまう。

 

だから本当に、こぶしファクトリーの解散は残念で仕方がない。折しもハロー!プロジェクトでは他グループでも不可解な卒業が続いている。もう一喜一憂することに疲れてきて、こぶし解散発表以降に発表された卒業には何も感じなくなってきた。気持ちがアイドルから離れ始めているのかもしれない。もう推せないかもしれない。

 

…と、そんな話を同じハロプロオタクの先輩にしたら、「でも推すでしょ?」と言われました。よく分かってますね先輩。こんなこと言いながら離れられない、それがオタクという沼なのです…。

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