さてさてさて、
前回、オーナーがウガンダで仕入れてきた殻付きコーヒー豆の脱穀編をお届けしましたが、
今回は焙煎編。
前回の締めでもお伝えしましたが、TAOには焙煎用の道具なんてありません。
でも、ご家庭にある“アレ”でできるんです!!
『できるんです』笑
そう、フライパン!!
では、早速フライパンを使って焙煎していきますが、
その前に一手間。
欠点豆を取り除きます。(ハンドピック)
最初はこの作業を省いてたのですが、試しにやってみるとコーヒーが美味しかったのでそれからはやっています。
どんなことでもそうですが、やはり、一手間かけると出来上がりが違う!!
終わったら、豆をフライパンに移します。
ここからはフライパンを揺すったり、木ベラでかき混ぜたりして、 ひたすら中火で煎ります。 焼きムラができないように、なるだけ混ぜ続けます。
緑がかった生豆がだんだん白っぽくなっていき、5分を過ぎた辺りからほんのり焼けた感じの色になってきていい香りもしてきます。
そしてチャフ(薄皮)がたくさん出てくるので、ふぅーって吹き飛ばします。
ふぅぅぅーーーーーーっっっ!!
チャフ、舞いまくり。笑
ふぅーふぅーしている間に舞うチャフがコンロの火で燃えるとキレイで、ちょっと楽しくなってきます。
酸欠で頭が回らなくなるせいかもしれないけど、楽しいです。笑
写真に撮るのは難しいけど、火花みたいです。
ふぅーって吹き飛ばしては混ぜ、
またふぅーって吹き飛ばしては混ぜ・・・
この頃になると焙煎の進みが早いので、 焼きムラが出来ないようにとにかくせっせと混ぜ続けます。
そして、ここからは好みにもよるんだけど、香りや色を確かめながらお好みで火から外します。
焼き色の薄い「浅煎り」は酸味が強く、焼き色の濃い「深煎り」になると酸味は消えて苦味が出てきます。
私は酸味が苦手なので、少し深煎りに。
火を止めたらすぐにバットに移して冷やします。 のんびりしてるとどんどん焙煎が進んでしまうのでここは手早く。
冷えたらザルに移して残ったチャフを落とし、保存瓶などに入れて焙煎終了。
作業終了後のコンロはチャフだらけ。笑
焙煎してすぐはガスが出るので、 1日くらいは蓋を開けたままにしておきます。
もとの豆がとてもいい豆なので、これでも充分に美味しいコーヒーが淹れられます。
が、
やはり、自分でここまで作業をして淹れたコーヒーの味は格別。
そういえば、
自分で捌いた鶏のボンジリも格別だったなぁ。笑
いろんなやり方があるんでしょうが、こんな作業を経てTAOのウガンダコーヒーは皆様へご提供しております。
昨年3月に仕入れてきた分は残り僅かとなっております。
これを読んで飲みたくなった方はお急ぎを!!
次回入荷予定は4月以降かな。